１　いつか夢見た純白の未来　今では遥か遠い日の記憶
　　傷だらけの身体を優しく抱いて　泣いても良いよと君は笑った
　　
　　君に鎖は解（と）けないけれど　君がいるならこのままでも良い
　　愚かな僕はそして気付いた　君も鎖に繋がれていると
　　
　　君に笑顔を　僕に呪いを　　君の涙を見たくないから
　　君に救いを　僕には罰を　　君の負う罪全て僕が代わりに
　　君には空を　僕に地獄を　　赤と黒の無いセカイを君に
　　君に未来を　僕に鎖を　　　 囚われたまま君を見送りたいから


２　いつか恐れていた漆黒の牢屋　閉じ込められて今では正夢
　　眠れない夜に君と出逢った　強く鋭く光を映して

　　生きていくのは死ぬよりつらい　失うモノは沢山あるのに
　　手に入れたモノなどごく僅か　　それすらいつか何処かに無くして

　　君には花を　僕には棘を　　君の笑顔を守りたいから
　　君に光を　　僕には闇を　　傷跡だらけ僕だけで良い
　　君に命を　僕に時間を　　　あと少しでも共に生きたい
　　そして僕らは歩き始める　　踏み出す先は何も無い砂漠の海
　　砂に残るは足跡と鎖の跡